国際ワークショップ “Self and Infinity” 開催レポート

2023年3月20日にパリ・フッサール文庫にて開催された国際ワークショップ“Self and Infinity”の報告を掲載いたします。

日本からは秋吉亮太、フランスからはフッサール文庫のMark van Atten、Hey Yong Kim,、ポアンカレ文庫のAndrew Aranaの四人(敬称略)で、パリ高等師範学校で“Self and Infinity”(自己と無限)をテーマにワークショップを開催した。スピーカーは以下の通りである。日本からは出口康夫(京都大学、オンライン参加)、秋吉亮太&Andrew Arana、エストニアからRein Raud、Hey Yong Kim、田口茂(北海道大学)、そしてドイツからはFrancesco Maurelliが参加した(敬称略)。

各々の専門領域は哲学や数学基礎論、現象学や仏教哲学、ロボット工学など多岐にわたるものであったものの、こうした様々な領域における自己観や無限的概念がどのように自己を通して表現されているのかについて、活発な議論を行うことができた。秋吉とAranaのようにこれまでの共同研究がさらに進んだケースもあれば、これからの共同研究に向けてのきっかけを掴んだケースも多くあった有意義なワークショップであった。